たつきの家ブログ

設計事務所の日暮らし帖

思い出の片付け方

メルカリを始めて1年が過ぎました。

単純に「家が片付くかしら?」と始めたこの作業、最近ふと気付きました。実はただ不用品を売ってお金にするだけではなかった!

 

子ども達が幼かった頃の洋服やおもちゃや日用品、文具などを、押し入れの奥から引っ張り出し分類、破れたり壊れたりしてないかチェックし洗濯・洗浄します。

久しぶりの小さいサイズの服や思い出のあるグッズに懐かしさを覚え、たまには手放すのが惜しくなったりもしますが、少し前まで「誰かにあげる」とか「捨てる」というと抵抗を見せていた子ども達が、「なんでこんなの大事だったか忘れたー」と笑ったり「使ってもらえるなら嬉しいね」と言うのを聞いて、いざ出品へ。

何枚か写真を撮り、その品物に関する情報を書き込み、お値段は送料と梱包で赤字にならなければそれで充分。購入してくれる方が見つかったら、もう一度丁寧に点検をして、壊れないように大事に梱包をして発送します。

届いたものに関してコメントをくださる購入者の方もいて、やりとりも新鮮で楽しいものです。

 

実は!そこまで来れば、そのアイテムと過ごした子ども達との日々を、振り返り懐かしみそして納得して消化するには充分な時間を過ごすことができています。

そう。部屋が整理整頓されるように、思い出がキチンと整理されるのです。

 

子ども達の親離れにやや遅れをとっていたり、未練を感じたりもします。捨てられないモノ達で部屋が片付かなくてイライラしたりも。

でもこのメルカリ作業のおかげで、私は今ゆっくりと胸の中に大切な思い出達を整理しているところです。

子育てまだまだ手がかかることも頭を悩ませることも多いけれど、四六時中べったり…ではなくなったら、大切な思い出を洗い直して心に収納。オススメです。